止まらない不正出血に不吉な予感を覚える
私は3人の子供の出産経験があり、そのつど「いい状態の子宮ですね」とほめられていました。それでも40代後半に入ったころには、「もうすぐ閉経だろう」と感じるようになりました。
ふつう、閉経が近づくと経血の量が減り、生理は軽くなるといわれます。しかし、私の場合は45才を過ぎても1週間も生理がつづきます。経血の量も変わりません。また、47才のころから、生理の期間が長引くようになったのです。前は1週間きっかりで終わっていたのが、2週間たっても終わりません。
不信に思ってよく見ると、1週間を過ぎたあとの出血は生理の感じと違います。「不正出血」らしいと気づきました。「なんだかおかしい」と思うと同時に、「もしかしてガンかも」という最悪の考えが頭をよぎりました。
そう考え始めると、こわくて病院に行けません。「体調がよくなくて生理が長引いているだけ。そのうち、もとのリズムに戻るはず」と自分にいい聞かせていました。
しかし、不正出血は止まらず、48才になったころには、1カ月も出血がつづくようになりました。さすがにこわくなり、主人に相談したところ、「病院で検査したほうがいい。ついて行くからいっしょに行こう」といわれました。そうしていやいやながら、病院へ行くことになりました。
突然の子宮ガン告知で頭のなかが真っ白に
病院へ行ったのは、平成15年9月のことでした。初診検査では、「子宮頸部にポリープがあります。ただ、子宮内については精密検査をしないとはっきりしたことはわかりません。検査入院してください。ポリープはそのときとり除きましょう」といわれました。
婦人科の検査は痛みを伴うのではないかと、ためらいがありました。それでも、10日後には病院から「ベッドがあきましたので、検査入院してください」と連絡が来たため、しかたなく入院しました。
子宮頸部のポリープ除去と子宮内部の検査は、局部麻酔をして一度に受けました。たいへんな痛みを伴う検査で、思わず悲鳴が出たことを覚えています。
1週間後、結果を聞くために再び病院へ行きました。「ポリープは良性で問題はありませんでした」といわれ、ほっとしたのもつかの間、お医者様は次にこういいました。「第Ⅲ期の子宮体ガンがあります。かなり進行していますね」と。その瞬間、頭のなかが真っ白になりました。「ガン=死」という言葉が頭のなかをぐるぐる回り、いままで感じたことのない恐怖に襲われたのです。
医師からは、「すぐに手術をしてください」といわれました。しかし、私は持病の不整脈があり、手術で体が受けるダメージを考えると踏み切れません。「誤診に違いない」と思い、ほかの病院にも行きました。しかし、どこに行っても「ガンの疑いがあるので精密検査を受けてください」といわれて、追い打ちをかけられるばかりでした。
「なんとか手術以外の手段でガンをよくすることはできないだろうか」と、必死になっていろいろな情報を調べました。そんなとき、私の目に留まったのが、「紫イペ」でした。ガンになったかたが飲まれて、予後の経過もたいへん良好だという話を耳にして、自分もすぐに紫イペをとってみようと思ったのです。
1カ月で出血が止まりMRIも異常なしに
私はとにかくガンをよくしたい一心で紫イペを大量に飲みました。時間があれば、紫イペを口にしていました。
すると、紫イペをとり始めて1週間ほどで、検査入院をしたあともつづいていた不正出血がピタッと止まったのです。「きっと、ガンもよくなるに違いない」と勇気づけられました。そして、ますます熱心に紫イペをとりました。
病院からは「早く手術を」と矢のような催促がきていました。手術前検査として必要だといわれ、MRIやCTスキャンも受けました。ところが、不思議なことに、MRIの画像にガンが映っていないではありませんか。腫瘍マーカーの数値にも、異常はありません。
「あんなにひどいガンが消えるなんてありえない。とくかく手術をして、子宮の状態をしっかりみましょう」とお医者様はいいました。でも、私は「紫イペが効いたんだ」と信じていました。
その後、別の病院でも子宮の細胞を検査してもらいましたが、やはり「異常なし」という結果でした。病院での治療はなにひとつしていないので、紫イペのおかげとしか考えられません。
その後も紫イペをつりつづけていますが、体調が目立ってよくなり、肌もきれいになりました。1年後に受けた子宮の検査結果にも異常はなく、胸をなでおろしました。ガンの恐怖から私を救ってくれた紫イペ。これからも、再発防止のために飲みつづけるつもりです。